絲思夢の会について 絲を愛し 絲に思いを託し 絲で夢を織りこむ

手紡ぎや草木染め、織物等の制作活動をする中で糸の表現方法や可能性を研究し、技術の向上をめざします。
定期的に活動日を持ちます。 会員の相互交流を深めていきます。年に1度作品発表会を開きます。

絲思夢の会本部 代表 吉岡まさ子


サブタイトル:絲思夢の会 作品展歴

H11年11月 茅ヶ崎 ギャラリー街路樹にて 「みちのく信濃の自然便り」
H12年11月 長野 平安堂カフェギャラリーにて 「絲思夢のおしゃれ展part1」
H13年10月 茅ヶ崎 ギャラリー街路樹にて 「信濃の自然便り」
H13年11月 長野 平安堂カフェギャラリーにて 「絲思夢のおしゃれ展part2」
H14年10月 奥信濃山荘にて 「クラフトワールド」 & 「絲思夢のおしゃれ展part3」
H15年11月 長野 朝陽館ギャラリー蔵にて 「絲思夢の響きあう仲間展part4」
H16年11月 小諸 北国街道ほんまち町屋館にて 「絲思夢の響きあう仲間展part5」
H17年10月 茅ヶ崎 チャリティーハンドクラフト展に参加
H17年11月 長野 平安堂カフェギャラリーにて 「絲思夢の響きあう仲間展part6」
H18年06月 軽井沢プラザホテルにて 森のクラフト展参加
H18年11月 小諸 ギャラリー紙蔵歩にて 「絲思夢の響きあう仲間展part7」 
H19年03月 茅ヶ崎 「AKIとすてきな仲間展」 参加
H19年07月 長岡 「ギャラリー紺」にて 「絲思夢展」
H19年11月 長野 平安堂カフェギャラリーにて 「絲思夢の響きあう仲間展part8」
H20年06月 佐久市 なんだ館にて 創作人「街中のクラフト展」参加
H20年09月 茅ヶ崎 スリランカフェア クラフト展に参加
H20年11月 小諸 ギャラリー紙蔵歩にて 「絲思夢の響きあう仲間展part9」 
H21年10月 長野 平安堂カフェギャラリーにて 「絲思夢の響きあう仲間展part10」
H22年11月 小諸 ギャラリー紙蔵歩にて 「絲思夢の響きあう仲間展part11」
H23年10月 長野 かんてんパパギャラリーにて 「絲思夢の響きあう仲間展part12」


展示会の様子。画像をクリックすると拡大表示されます

2010_1127紙蔵歩 看板 2010_1127紙蔵歩 2010_1127匠展 鎌倉ミンネ1 鎌倉ミンネ2 鎌倉ミンネ3 長野平安堂 小諸ギャラリー1 小諸ギャラリー2 小諸ギャラリー3


サブタイトル:絲思夢の会会員募集中

どうぞあなたもお仲間に!!
糸が大好きで、草木染めや織物に興味のある方
ご一緒に活動しましょう。
一年に一度作品展を開きます。
初心者大歓迎です 若葉
絲思夢の会入会のご案内 年会費  1,000円


特典
絲思夢通信のお届け 
作品展への参加
ワークショップへの優先参加
シルクストール等絹製品等の割引
商品のご案内(糸、布、染材料、媒染剤等)

お問い合わせ
お電話・ファックス・メールフォームにてお気軽にご連絡下さい。



サブタイトル:樹木への想い

小春日和の午後
蝶々がひらひら舞うように
枯葉が枝先からはがれて 舞い落ちてくる

裸木になったクロモジの冬芽は
交互についていて 細長く赤いし
ガマズミは紅色に大きく膨らんでいて
花芽と葉芽の違いが良く見分けられる。
 
あったかい衣に包まれた冬芽を見ただけで
何の木か分るようになると、面白く 一層喜びが膨らむと思う
完璧に春の準備が出来ている 
裸木の秘められた意思が
じわーっと伝わってくる

樹木の個性のひとつに
それぞれが違った色素を持っている
今、枝や皮や心材や紅葉した葉が どんな色を持っているのか
布や糸に染めてデーターをとり始めた
それぞれに 何と美しいことか

まだ僅かしか試してないが 私自身大きく変わったことがある
それは、一つ一つ名前を持った木々たちが
とっても とっても いとおしくなってきていること・・・
まなざしが 穏やかになっていること・・・
いつか 木々たちの声が聞きたい・・・
話がしたい・・・と願っている
                

2007.12.絲思夢通信22号より

ポイント


草木染め日記

ハナイカダの アルミ媒染は 黄雀茶(きおうちゃ)カナリア色
ヒガンザクラの 銅媒染は 黄樺(きかば) 黄色みの樺色
ツノハシバミの 鉄媒染は 萱色(かやいろ) 屋根を葺くために収穫してある萱の色

ダンコウバイを煮ていると、渋みのあるしっかりとしたかぐわしい香り
樹齢700年の伽耶(カヤ)の幹材のチップは、工房中を芳香で包んでくれる
「気」 のシャワーを浴びているようで、一日中気分がよい

なんとしても 染まらない 樹木もある
あのかわいらしい ツリバナ
煮出し液は薄いベージュだが、布や糸の染まらない
媒染してみても 変化はない 何も色素を持っていないのか?

樹木の中に秘められた 神秘の色たち

触れて、見て、匂いをかいで
不思議と 豊かな気持ちになってくる

以前から クワの葉では何度も染めていたが
幹材は 初めて
驚異の感動・・・・鮮やかな 輝く黄金色 絹糸 絹布 毛糸 全てに良く染まる

想いが広がり 自然を見る視点が 深くなる
まだまだ入り口
これからどんな展開になるのか 興味は尽きない
        

2008.3. 絲思夢通信23号より

ポイント


今まで ぼんやりと生きてきた
野尻湖の四季は 素晴らしいと感じながら

それは 芽吹きのとき 
紅葉のとき
陽だまりの 落ち葉を踏むとき
どんぐりが あられの様に 屋根に落ちる音を聞くとき
真冬に じっと耐える 冬芽を見るとき

でも でも でも

ミズナラの葉と コナラの葉のちがい
ダンコウバイの鮮やかな黄葉と、煮出す時の強烈な香り
クロモジの苗木と成木の 樹肌の違い
ウリハダカエデの 肌の色
ヤブデマリの 枝の伸び方・・・・・・・・

今まで 気がつかなくて ・・・・
あなたの 生命力 美しさ 清らかさ たくましさ いさぎよさ

どうぞお友達にさせて下さい

あなたのことを もっとよく見つめて
あなたの悲しみや 喜びを
感じられるようになりたいと
今は 思っています
       

2008.12絲思夢通信25号より

ポイント


枝を大きく 悠々と横に伸ばして
緑の葉の上に真っ白い花が一面に咲き誇る
今までぼんやりと見ていたが ミズキ と言う名前を覚えたら
この季節、どこを走っても目について感動する

キリの紫色のラッパ状の花 ホウの太陽を仰ぐ白い花 ヤマフジの薄紫
少し早いヤマボウシの薄緑の十字は だんだん大きく白色に・・
ナナカマドも白い花をつけ ヤブデマリの華やかさ
時を得て 山荘周辺では いっせいに 花開く

野鳥のさえずりも賑やかで、今日は めじろの雛の巣立ちを 目の前で見守った

一つ一つ 樹木染めした色が思い浮かぶ
キリは薄香 ヤブデマリは曙色 ミズキは桑茶・・・・
教室で染めた スモモ は材が赤く煮出すとスモモ色の液になる
紅柿色の ストールやアームカバー 身につけるしあわせ 心地良さ
 
樹肌 葉の様相 花の色 実の付き方 あなたの神秘に もっともっと近づきたい    

2009.6. 絲思夢通信27号より

ポイント


晩秋 鮮やかな紅葉のときを過ぎて

奥ゆかしい 薄香(うすこう) 紅柿(べにかき) 黄樺(きかば) 亜麻色(あまいろ) 潤色(うるみいろ)etc に変化している
遠目に写る色絵巻は心を落ち着かせてくれる

微風に はらはらと 宙を舞い
風が無くても 枝から離れていく

陽だまりの中でぼんやりしていると・・・

来春に向けての葉芽 花芽が凛と立ち
これから迎える 眠りの前に しっかり備えは出来ている

なんという生命力、裸木になる前のたくましさよ

心折れそうなときは 可能性を秘めた この冬芽を思うことにしよう    

2009.12. 絲思夢通信28号より

ポイント


一昨年 協力を得て 境内の樹木200数種類を染めた
晩秋から冬にかけて 樹木の色素が一番濃い時期に 伸びた枝を剪定して
チップにして 一昼夜水に浸して 煮出して そのいのちを糸や布にうつしていく
作業場は 芳しい 木々の香りがたちこめ
作業の忙しさとは別に 心地良い安らぎを得た

レイアウトを決めて 染め布や糸を整理して
ようやく今年になって 見本帖を作り始めた

ソヨゴ(冬青)の鮮やかな赤色 クワやズミの深い黄色
ツリバナやマユミは優しい真珠色
ヤナギ類(アカメヤナギ クロメヤナギ ネコヤナギ)も色素が濃い

平安時代の色の呼び名を 染めた布に合わせて
  「金茶(きんちゃ)」 「丹(に)」 「赤練(あかねり)」 「照柿(てるがき)」 「藤鼠(ふじねずみ)」 「朱土生壁(しゅどなまかべ)」 「玉子煤竹(たまごすすたけ)」 etc・・
無限大の色を楽しむ

皆の協力のお陰で、見本帖作りに 終わりが見えてきた

これからは木々の持つ不思議な力を貴女からあなたへと 体感してほしいと思う

今  自然を見る目が少し変わってきた
そんな折に 出会った言葉に 真実を感じている

・・・・ 「自然は立派やねー 真理のままに動く 真理を黙って実行する
すべきことをして だまって去って行く
」 ・・・・
   

2010.3. 絲思夢通信29号より

ポイント


樹木のチップを 水に浸して一昼夜
煮出して 染めて・・・・200数種の作業をしていて
濃い色が出ると  ワーッ スゴーイ!!と 歓声を上げていた

逆に ほとんど色が出なかったり、媒染による違いがない時などは
これは使えないなあー 花や実で楽しむほうが・・・・・ね と
邪険にするわけではないけれど、いまいち 関心がいかなかった。

春になって 淡い色を染めたくなった時
濃い色素を持った樹木の液を薄めて染めても どうも違う
コブシや モクレンや ノイバラや・・・ 煮ても煮ても淡い色
糸や 布に色を移したとき
なんともいえない樹の魂が現れて、安らぎを得る。

見本染めした事で 間口が広がってきた
同じ樹を 何度も染めていると、
秘めている季節の色が 少しずつわかってきて 心が弾む
染め布の切れはし 600色余りを ひらひらと織り込んで
タペストリーを作ろうかな______

2010.6. 絲思夢通信30号より

ポイント


上等な羽二重を ストールに仕立て直して
冬青(そよご)染めに・・・と依頼を受けた

垣根の 剪定した枝葉をいただき
葉っぱだけをむしり採って、さらにハサミで細かくして
いつものように煮出し始める
沸騰して20分もすると
液は かなり赤みを帯びてくる これを漉して1液完了
また水を入れて  煮出すこと5回
これ程までに色素を蓄えていることに驚きを隠せない

羽二重はゆっくり色素を吸収して、緋色に近くなっていく

冬青(そよご)は
煮出した液を  1週間から10日ほど放置して
酸化させてから染めると、赤みが増して濃くなるという
12月に入って
半年ほど寝かせた羽二重を、もう一度染めて色を重ねている
何ともいえない 高貴な色に 変化していく
この過程が わく わく ・・・驚きと やすらぎと 充実感と・・・
樹木が秘めている色素をいただいて、
染めて 織って 身に着けて・・・やっぱり止められないなーーー

2010.12. 絲思夢通信31号より